GSX-S1000GTバイクライフ

SUZUKI GSX-S1000GT慣らしが終わった!走行インプレッション

SUZUKIの新スポーツツアラー「GSX-S1000GT」も慣らし運転を終え、ライダーも運転に慣れてきました。という事でこの記事では、最新電子制御を満載に搭載したこのバイクの2ヶ月乗って感じた走行レビューをしていきたいと思います。
街乗りと峠を走った感想は動画にもまとめていますのでご覧ください。

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最新の電子制御

GSX-S1000GTにはツーリングを快適にする装備やライダーの疲労を軽減させてくれる様々な装備が搭載されている。空力やフレーム剛性など様々な工夫はされているが今回は電子制御の使い勝手やバイクそのものの走りやすさ乗り味をレビューしていきます。

主要装備

電子制御スロットルシステム

街中からツーリング、タンデムライディングなど様々なシーンで、ライダーに忠実に応えるスロットルフィーリングを実現。このシステムの優れたコントロール性を活用することで、SDMSの各モードを最適化。

双方向クイックシフトシステム

ライダーがクラッチやスロットル操作をせずにシフトアップ/ダウンが可能。シフトアップ時、滑らかでスピーディなシフトアップが可能となり、ほぼ連続的な加速を得ることができる。シフトダウン時は、スロットルのブリッピングやクラッチ操作をすることなく、スピーディかつスムーズなシフトダウンを行うことができる。ギヤシフトを繰り返す状況でのクラッチレバーの操作回数を削減し、ライダーの疲労を大きく軽減することで、ライディングにより集中できる。システムをオフにすることも可能。

スズキトラクションコントロールシステム(STCS)

路面の状況やライダーの経験値などに合わせて、5段階(+OFFモード)からトラクションコントロールの介入レベルが選択可能。
エンジン出力を効率よく路面に伝え、より快適なライディングを楽しむことができる。

クルーズコントロールシステム

スロットルを操作せずに設定速度を維持できる機能。2速以上で30km/h ~
の速度設定が可能。これにより、長距離を快適に走行できる。システム状態はディスプレイに表示され、左ハンドルスイッチ(+/-)を使って簡単に速度の調整が可能。セットした速度をキャンセルした後、前回セットした速度に戻すレジューム機能も装備。

スズキドライブモードセレクター(SDMS)

3つの走行モードから選択し、エンジン制御マップの切替えが可能。ライダーの好みに応じたモードを選択することでライディングをサポート。

ローRPMアシスト

発進時や低回転走行時に、エンジン回転数、ギヤポジション、スロットル開度、クラッチスイッチの情報を用いて制御。エンジン回転の落ち込みが緩和され、さらにスズキクラッチアシストシステム(SCAS)とあわさることによりスムーズな発進を実現。また渋滞時の低速走行や、Uターンの際もエンジン回転の落ち込みを感じにくくユーザーをサポート。

スズキイージースタートシステム

ワンプッシュで始動可能な機能。スターターボタンを押すと一定時間スターターモーターが回転。ECM(Engine Control Module)が始動状況を認識してスターターモーターを止める。

ETC2.0車載器を標準装備

ディスプレイ内のインジケーターで動作状態の確認が可能。
本体はピリオンシート下に設置。

SUZUKI mySPIN

mySPINは過去の記事もご覧ください

先に言ってしまうと「SUZUKI mySPIN」は現時点では非常に使い勝手が悪く、その原因は度々起こる接続の切断や、毎回接続する手間、音声が出たり出なかったりととても不安定なところ含めmySPINが便利そうだからという理由でこのバイクを選ぶと後悔するかもしれない。
今回はmySPINには触れないので気になる方は関連記事をご覧ください。

電子制御装備の使い勝手

クイックシフター、クルーズコントロール、走行モードなどロングツーリングに欲しい装備が標準装備となっています。まず驚いたのが「クイックシフター」の滑らかさたるや筆者が所有しているTOYOTAのランドクルーザープラドのシフトチェンジより滑らか。
回転数が足りていないとギクシャク感はあるが今まで試乗したどのクイックシフターよりも良い出来だと感じた。
クルーズコントロールも当然バイクでは初体験ではじめは勝手に進んでいく感覚に慣れず怖かったがすぐに慣れ、長時間高速道路に乗る時には今や必須の機能となっています。
走行モードに関しては高速道路ではAモードを使いクイックな加速で追い越しが楽に。
普段は基本Cモードでマイルドなレスポンスが街乗りでは楽だと感じた。

街乗りインプレッション

ロングツーリング向きの大きなリッターバイク、果たして街乗りではどうかというと。
以外と小回りが効くためそこまで不便ではない。
前述の通り、走行モードをAモードから一番マイルドな「Cモード」にしてトラクションコントロールを多く効かせることでとても乗りやすいバイクへと変わる。
CBR650Rと比べると車体が大きく太くなった分多少「よっこらしょ」感はあるもののハンドルもよく切れ街乗りでもリッターバイクにしては軽快に走行できる。
ストップアンドゴーが多い街乗りでも低速トルクが太く力強い発進はとても乗りやすい。クラッチに多少癖があり慣れないうちはエンストもしたが慣れてしまった今はなんの不安もない。
そして、極め付けのクイックシフターで快適そのもの。

峠インプレッション

さて、峠の走行はどうか?少しタイトなコーナーの多い峠を走行。
正直に言うとCBR650Rの方がコーナーは軽く曲がれて軽快だった。GTだと若干ではあるが「よっこらしょ」感がある。
CBR650Rではいいサウンドを奏でながら登った峠もGTだと排気量も大きいためほぼスロットルを開けることなくグイグイと登っていく。これは快適ではあるが楽しさはというとCBR650Rに劣る感じだった。
峠に関してはトルクが増して「楽」にはなったが「楽しさは減った」といったところ。

総評

動画内でも発言しているが、SUZUKIのバイクに初めて乗ってみて印象がガラッとかわりました。正直SUZUKIって地味だな…なんて思っていましたが、いやいやいや全然そんなことなかった!スイッチ類も考えられた作りで細部までとてもしっかりしているし、デザインもスタイリッシュに洗練されている。
なによりエンジンサウンドが今まで聞いたことのない重低音で途端に魅了されてしまった。
ツーリングをメインに考えて乗り換えたバイクだけに現状メリットの方が多く満足している。

パニアケースよ早く届いてくれ…

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